SWTokyo AgTech初開催へ向けて

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理由②市場の推移

SWT Agri開催への思い③AgTech市場編】

以下のように海外のAgTech市場が急成長を遂げている。

国内では、まだ知名度も低く、市場そのものは小さいように思われる。

StartupWeekendでのテーマ:AgTechが、国内での知名度向上に寄与し、新たなイノベーションを起こすきっかけになれればと思う。

 

○ 海外の市場が急成長中。投資事案で言えばFinTech分野よりも大きい市場と言える。

>2013年の後期にMonsantoがClimate Corporationを約10億ドルで買収するまでは、農業におけるテクノロジとイノベーションに関心を向ける投資家はほとんどいなかった。わずか1年で状況は大きく変わった。翌2014年は農業テクノロジのNetscape的瞬間と呼ばれ、この部門が急に大ブレークした。昨年に関する公式非公式のさまざまなデータによると、農業全域にわたるテクノロジ関連(アグテック, AgTech)の投資事案は264件あり、それらが合計で23億600万ドルあまりの資金を受け取った。この額は、フィンテック(fintech, 金融関連テクノロジ)の21億ドルや、それまでのグリーンテックの女王であるクリーンテック(cleantech, 環境非汚染/浄化テクノロジ)の20億ドルよりも大きい。

jp.techcrunch.com

 

○Agtech世界市場2015年(英語)

AgTech Investing Report - 2015

(Google翻訳)⇒2015年にアグテック系企業が受けた投資金額は2014年に比べておよそ2倍(要約・赤澤)

>アグテックの資金調達額は、2015年に46億ドルに達する見通しを上回った。これは、ベンチャーキャピタルのコミュニティの多くにとって重要な分野としてアテテックの場所が確認されたことから、2014年に投資された総額23億6,000万ドルの約2倍だった。

agfunder.com

○Agtech世界市場2016年上半期(英語)

AgTech Mid-Year Investing Report - 2016

(Google翻訳)⇒2016年は他の業界同様投資金額が前年比20%程度減少した。取引数は7%増加した。(要約・赤澤)

>Agtechの資金は、2016年上半期に307億ドルで17.5億ドルに達しました。 トップラインの投資レベルは、H1-2015から20%の前年度の減少を示していますが、取引数はH1-2015から7%増加しました。 アグテックのこのような牽引は、2つの連続した半数に渡って減少した、より広範なベンチャーキャピタル市場を反映したものでした。

agfunder.com

 

○将来の市場推移

2020年までに農業ロボットの市場の規模は163億ドルにも達するというレポート(英文)がある。同レポートは国内メディアのrobonews.netなどが報じている。

 

国内市場としては、市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングにより農業IT化の市場規模が2020年に732億円強と予測している(2016/07/12時点)。同社は2011年予測において2020年に580億~600億円といたように、予測を上方修正している(2011/08/05)。

その他、NTTDATAの予測(2015.3.7)東レ研究所の予測(2016.3)などがある。

 

 

■ 僕がこの市場に着目するに至った経緯

2015年2月頃、StartupWeekendTokyoのテーマ:FinTechが開催された。同テーマは国内初開催だった。

その頃から何となく「FinTechがあるのなら次はAgriTechやろ!」と思っていた。

 

↓当時のFacebookの書き込み

www.facebook.com

 

この時「アグテック」になっているのは調査が進んでおらず国際的によく言われるのが"AgTech"だと知らなかったからだった。

今でも何故"Ag-"なのかわからないw

普通は"Agri-"何ちゃらじゃないのだろうか。

 

 

○国内の農業法人は大規模化が容易に?

国内では農業法人の設立が緩和され比較的容易に設立可能になったり、日本政策金融公庫から銀行融資が受けやすくなっていたりする。

農林水産省から開発分野に補助金も結構出ている印象がある。

 

 

○日本政府の動向

・内閣内部

2014年12月26日に「日本経済再生本部」が閣議決定され、内閣に設置された。目的は日本経済の再生のための企画及び立案並びに総合調整である。

同本部は、経済財政諮問会議との連携がある。

この日本経済再生本部が提案したのが日本再興戦略(2013201420152016)である。この戦略の中では、具体的施策として「第4次産業革命」などが挙げられている

(注)第4次産業革命とは、今後の生産性革命を主導する最大の鍵は、IoT(Internet of Things)、 ビッグデータ、人工知能、ロボット・センサーの技術的ブレークスルーを 活用する「第4次産業革命」である。

 

上記政府内の流れに関しては、「食と農を一大産業とする大きな流れがある」と解説されるところである。

 

農林水産省

農林水産省スマート農業としてかなり前(平成25年11月)から開発を呼びかけている。

これは、政策会議「世界最先端IT国家創造宣言」に対する農林水産省としての施策のようである。

ちなみに高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部新戦略推進専門調査会が平成26年3月24日時点で表明していた施策はこちら補助金の金額なども載っています。結構でかい金額。

 

以上から、農業法人の大規模化が容易ではないかと推察している。推察の内容は下記の通り。

 

○推察内容

融資や補助制度利用により、農業法人が財務的に大規模化すると、当然に大規模な投資が可能になる。

これは、AgTech商品の購買層が増えるということだ。

 

 

 

○その他リンク 

走り書き程度で恐縮なのだが、いろいろ参考したリンクをまとめて書いておきたい。

 

【国内の研究報告書】

・Innovation Nippon 研究会報告書

http://www.innovation-nippon.jp/reports/2014StudyReport_DataAgri.pdf

 

【海外の WEBサイト】

・Agtech Accelerator Yield Lab Opens for Class of 2016 - Exclusive - AgFunderNews アクセラレータが $12 millionAgTechスタートアップ支援で投資してるらしい)

https://agfundernews.com/agtech-accelerator-yield-lab-opens-for-class-of-2016-exclusive4555.html

・Agtech Wins Big at US Tech Startup Competitions Moving Further into Mainstream - AgFunderNews (テクノロジー系スタートアップがAgTech主流になってきてる)

https://agfundernews.com/agtech-wins-big-in-us-tech-startup-competitions-4580.html

・Agtech Accelerator Yield Lab Opens for Class of 2016 - Exclusive - AgFunderNews (昨年一年間で400億円以上がアグテック・スタートアップに投資された。)

https://agfundernews.com/agtech-accelerator-yield-lab-opens-for-class-of-2016-exclusive4555.html

・Agricultural Robots - Market Shares, Strategies, and Forecasts, Worldwide, 2014 to 2020(世界市場の2014年から2020年までの推計 )

http://www.researchandmarkets.com/research/kvpv23/agricultural

・Startup Weekend to Hold 54-hour Agriculture and IoT Event in Ventura County - AgFunderNewsAgriculture and IoT テーマのスタートアップウィークエンド)

https://agfundernews.com/startup-weekend-comes-to-agriculture-and-iot-in-ventura-county5231.html


・Business Model Canvas Workshop | Startup Weekend Sacramento: Elk Grove Edition | November 2nd, 2015 | Sacramento | UP Global Startup Communities (スタートアップウィークエンドサクラメント
アメリカ・カリフォルニア州)

http://www.up.co/communities/usa/sacramento/bootcamp/7735

 

【国内のWEBサイト

・農業IT化の市場規模、2020年に9倍…クラウドは28倍 | RBB TODAY http://www.rbbtoday.com/article/2014/01/13/115751.html

 

・robonews.net » Blog Archive » 農業ロボットにはどんなものがあるか

http://robonews.net/2014/03/20/farming_robots/

スマートアグリコンソーシアム http://smartagri.uecs.jp/

 

スマートアグリ_Water Farmer 東京エレクトロンデバイス http://www.inrevium.com/product/smartagri/wf.html

 

農業革命スマートアグリ” - NHK クローズアップ現代 http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3349/1.html

 

スマートアグリ最前線農業をクラウドが変える - Customer Success https://www.salesforce.com/jp/blog/2014/10/SmartAgri.html

 

スマートアグリ | JFEエンジニアリング http://www.jfe-eng.co.jp/products/comfortable/smartagri/sma01.html

 

「スマートアグリ」ってなに? - ITIT製品の情報なら【キーマンズネット http://www.keyman.or.jp/kc/30007291/

 

「スマートアグリ」がもたらす農業革命。そのクラウドは救世主たりうるか。 http://acthouse.net/smartagri/

 

トップページ | KSAS クボタ スマートアグリシステム | 株式会社クボタ https://ksas.kubota.co.jp/

 

最新情報 - 東北スマートアグリカルチャ研究会(T-SAL) http://t-sal.net/

 

静岡県磐田市でのスマートアグリカルチャー事業の開始について : 富士通 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/04/5-1.html

 

スマートアグリ:人工知能で野菜を栽培する時代へ、クラウドLEDを自動制御する植物工場が稼働 - スマートジャパン http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1507/17/news043.html

 

スマートコミュニティJapan2016 公式ウェブサイト スマコミJapan2016 http://biz.nikkan.co.jp/eve/smart/

 

補足)2016/12/15に知ったことだが小泉進次郎氏も似たようなこと言ってたので、StartupWeekendに呼びたいと思っている。